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2015年12月13日日曜日

PS3のコントローラーをPCで使う

以前PCで何種類かのコントローラーを使ってみた感想を適当に述べたが、その中で一番感触が良かったPS3のコントローラー(SIXAXIS、DUALSHOCK3)をPCで使う方法を説明する。

PS3のコントローラーをPCで使うために非公式のドライバをPCにインストールすることになるが、ググったら何種類かあってどれを導入するか迷う。ざっと以下のものが見つかった。

・MotioninJoy
・XInput Wrapper for DS3
・PS3 Sixaxis Driver

この内、MotioninJoyは広告付きだし評判も悪そうなので却下。PS3 Sixaxis Driverはツールが多機能かつシンプルで良さそうなんだけど、過去に嫌がらせ(?)を受けたDirectInputぽいのであまり入れたくない。よってXInput Wrapper for DS3を使うことに決定した。

XInput Wrapper for DS3は6軸センサーが使えないけど、Xinputでの振動やBluetoothによる無線接続は使える(無線接続に使用するBluetoothアダプタは専有されるので注意)。

というわけで、まずは下準備。導入には以下の環境を満たす必要がある。
1. Microsoft .NET 4.0
2. Visual C 2013ランタイム
3. 最新のDirectXランタイム
4. 最新のXbox 360コントローラードライバ(Win8以降なら不要。XPとVistaの場合は終わってからインストールしろ、とのこと)
5. PS3のコントローラー(PS4のコントローラーも使えるぽい。試してないけど)
6. Bluetooth 2.0 + EDR以上に対応したアダプタ(無線接続を使う場合)
7. PCの管理者権限
とりあえず、PS3のコントローラーをUSBで接続する(まだ使えない)。無線接続を使う場合はBluetoothアダプタをWindows標準ドライバで接続しておく(メーカー製のドライバを使ってる場合はアンインストールする)

以下よりXInput Wrapper for DS3のファイル一式をダウンロードする。

XInput Wrapper for DS3 and Play.com USB Dual DS2 Controller

現在の最新版らしきlatest version(1.2.0.160)latest update(1.2.2.175)をダウンロード後、latest versionlatest updateを上書きして「C:\Program Files\ScpServer」等のフォルダに配置する。
んで、ScpDriver.exeを管理者権限で実行する。
Force InstallはXPとVistaの場合のみチェック
Configure ServiceとBluetooth Driver(無線を使う場合)にチェック。
Installを押す。
スクリーンショットのようなInstall summaryになってることを確認してExitする。デバイスとプリンターにXbox 360 Controller for Windowsが追加される。おわり。

ScpMonitor.exeを起動するとタスクトレイアイコンが表示される。右クリックしてConfigurationを選択するとスティックのしきい値やコントローラーの切断時間などを設定できる。またProfile Managerを選択するとボタンの動作確認等ができる。ほぼ全ボタンが押す強さまで検知するアナログ動作をしてることが分かるね。

たまにコントローラーのパッド番号がいつまでも点滅して接続できない場合はSCPサービスが停止している。以下のコマンドを実行してPSボタンを押すと接続できる。
net start "SCP DS3 Service"
バッチファイルを作っておくと楽ね。

2015年12月1日火曜日

root化した端末が故障したら修理に出せるのか

以前root化して使っていたXperiaが故障してドコモショップに修理を依頼したことがある。修理してもらえなかったら諦めようと思っていたけど、結論から言えば保証対象として無事修理され戻ってきた。もうソニーなんて不買なんて言わないよ絶対

じゃあ必ず修理してもらえるのかって言うとそうではないと思う。無修理で突き返された例もあるようだし。巷の解説サイトではroot化等の改造を行うと保証対象外になるって書いてあることがよくあるけど、そもそもどんな保証内容になってるのか今更ながらちょっと見てみた。

故障・修理に関する確認事項 | お客様サポート | NTTドコモ
保証内容

保証期間内は保証書の規定にもとづき無料で修理を行います。保証期間内であっても次の場合は無料修理対象外となります。

・保証書の提示がない場合
・お客様のお取り扱い不良による故障・損傷などの場合
・改造(ソフトウェアの改造も含む)が原因による故障・破損の場合
・ドコモ指定以外の機器および消耗品の使用に起因する故障の場合
・お買い上げ後のディスプレイ・外部接続端子などの破損の場合
・ドコモ指定の故障取扱窓口以外で修理を行った場合
この中でroot化が無料修理の対象外として該当しそうなのは上から3つめの黒ポチだけど、どうやらroot化が故障の原因でなければ該当しなさそうである。保証書の規定にも同じようなことが書いてあった。これはドコモショップじゃ判断できないような・・・

私が修理に持ってったドコモショップの店員はめちゃ親切だった。そこで修理を依頼した際に貰った「故障受付に関する確認書」なるものには以下のように記載されていた。
【修理内容について】
①水濡れや全損の場合など、故障内容によっては、修理を行わずにご返却する場合があります。
②改造(ソフトウェアの改造も含む)または、ドコモ指定の故障取扱窓口以外での修理の痕跡を故障修理拠点にて確認した場合は、修理を行わずにご返却する場合があります。
③お預かりした携帯電話機等の性能・品質を保持するため、お申し出いただいた故障箇所以外の修理をしなければならない場合があります。
④修理の過程で取り外した故障部品の確認及びご返却には応じかねます。
⑤お客さまが取り付けされた液晶保護フィルムやシールなどは、お客さまご自身にて取り外しいただきお手元で保管ください。なお、お預かりした携帯電話機等に液晶保護フィルムやシール等が取り付けされている場合は、修理の過程で取り外す場合があり、ご返却には応じかねます。
上記②のとおり、修理してもらえるかどうかは故障修理拠点に委ねられる。文章の書きぶりだけ見ると、仮にソフトウェア改造の痕跡が確認されたとしても、修理を行わずに返却する場合があるとのことなので、必ず修理してもらえないわけでもないっぽい

ちなみに、貼ってある保護フィルムは返してもらえないと⑤に書いてあるけど、この時は丁寧にシール台紙に貼って返してもらえた。ありがてえ、折れてたけどありがてえ

XperiaならFlashtoolやPC Companionを以ってしても復旧できないような故障であれば、もしかしたらroot化が原因の故障じゃない可能性があるので修理してもらえるのかもしれない。実際私のXperiaもそんな状態だった。

結論としては、修理には出せるが、修理してもらえるかどうかはメーカーが判断するってところかなあ。そうは言っても正常使用なら必ず修理してもらえる無改造端末と違って、改造端末は修理して貰えるかどうか分からないわけで、失ったら困るような機種で不用意にroot化するのは当然避けたほうがいいね